【地獄に落ちるわよ】第7話ネタバレ感想|数子は“救世主”ではなく“支配者”だったのか

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Netflixドラマ『地獄に落ちるわよ』第7話では、これまで“成功者”や“救世主”のように描かれてきた数子の、別の顔が浮かび上がってきました。

弟・久雄の証言によって明かされるのは、“人を救う数子”ではなく、“利用しながら支配する数子”の姿です。

さらに、島倉千代子との関係にも亀裂が入り、堀田との関係まで崩れていきます。

今回は、第7話のネタバレあらすじとともに、“救い”と“支配”の境界が曖昧になっていく数子の危うさについて感想を交えながら考察していきます。

目次

【地獄に落ちるわよ】第7話ネタバレあらすじ

島倉千代子の4億3000万円もの借金は、数子と堀田が3分の1ずつ返済し、問題は解決へ向かっていました。

その後、数子は千代子のマネージャーとなり、仕事面でも支えるようになります。

借金返済のため、千代子の家を売却。

数子は、地方公演やディスコのママとして必死に働き、最終的には千代子のマンションを買い戻すことに成功しました。

やがて千代子の仕事は軌道に乗りますが、その後、数子の事務所から独立します。

現在パートでは、魚澄美乃里が数子の弟・久雄について調べ始めます。

数子は「今何をしているか知らない」と語っていましたが、実際には久雄は町議会議長への恐喝で逮捕されていました。

魚澄は週刊誌編集者の協力で久雄と接触し、直接話を聞くことに。

久雄によると、自分が逮捕された際、数子は世間体を気にして縁を切ったのだといいます。

さらに久雄は、数子と島倉千代子の関係についても「嘘ばかりだ」と語りました。

久雄によれば、数子と堀田のディスコ経営は最初こそ順調だったものの、3年後には経営難に陥っていたとのこと。

そんな時、芸能界やヤクザ社会にも強い影響力を持つフィクサー・矢部から連絡が入ります。

借金に追われていた島倉千代子を助けてほしいという依頼でした。

数子は“金の匂い”を感じ取り、千代子を支援することを決意。

地方公演も、堀田がヤクザの力で格安の会場を押さえ、利益を上げていたようです。

さらに、ディスコも千代子を“客寄せ”として利用していたと久雄は語ります。

やがて千代子は、自分が利用されていることに気付き、独立。

1980年、千代子は数子へ「借金はあといくら残っているのか」と尋ねます。

しかし数子は、「新たに1億円ほど借金が増えた」と嘘をつきました。

その場で堀田は数子の嘘を遮ります。

ある日、数子と別行動をしていた千代子は、自分が騙されていたことを知ってしまいます。

さらに堀田から「これからも味方だ」と言われ、二人は体の関係を持つのでした。

裸で抱き合う二人を見つめる数子。

現在パートで魚澄が島倉千代子へ話を聞きに行くと、千代子は「騙されたまま、気づかない方が幸せなこともあるのよ」と静かに語るのでした。

久雄が語る“もう一人の数子”が怖すぎる

今回かなり印象的だったのは、久雄視点で語られる“数子”です。

これまでの数子は、どれだけ過酷な人生でも這い上がってきた“強い女性”として描かれていました。

しかし久雄の話から見えてくるのは、成功のためなら身内すら切り捨てる冷酷さです。

特に衝撃だったのは、久雄が逮捕された後、数子に縁を切られたという話でした。

もちろん、世間的な立場を考えれば距離を置くのは理解できなくもありません。

ですが、数子の行動にはどこか“不要になった人間を切る”ような冷たさも感じます。

これまでの数子は、何度も裏切られ、捨てられてきた側の人間でした。

だからこそ、自分が“切り捨てる側”へ回った時、そのやり方も極端になってしまったのかもしれません。

久雄の証言によって、第7話では“もう一人の数子”が見えてきたように感じました。

島倉千代子は本当に救われていたのか

これまで数子は、“借金地獄に落ちた島倉千代子を救った人物”として描かれてきました。

実際、千代子のマンションを買い戻すまで支え続けたことは事実です。

ですが、第7話では、その裏側も明かされます。

地方公演は堀田の力を使って利益を上げ、ディスコも千代子を“客寄せ”として利用していた。

つまり数子は、千代子を助けながら、同時に“稼ぐ道具”にもしていたのです。

また、数子が「新たに1億円の借金が増えた」と嘘をついた場面も印象的でした。

千代子を繋ぎ止めるために、借金を利用していたようにも見えます。

ここで重要なのは、堀田がその嘘を止めたことです。

堀田は以前から、数子が千代子を利用しようとしていることに嫌気が差しているような雰囲気がありました。

だからこそ、あの場で数子の嘘を遮ったのでしょう。

つまり堀田は、“数子のやり方”に限界を感じ始めていたのかもしれません。

ただ、それでも難しいのは、千代子自身が完全には数子を否定していないことです。

「騙されたまま、気づかない方が幸せなこともある」

という言葉には、利用された悔しさだけではなく、“救われた部分”への感謝も混ざっているように感じました。

だからこそ、この関係は単純な“加害者と被害者”では終わらないのでしょう。

堀田と千代子の裏切りが苦しすぎる

今回もっとも苦しかったのは、やはり堀田と千代子の関係です。

堀田はこれまで、数子にとって数少ない“味方”のような存在でした。

ですが第7話では、その関係が静かに崩れていきます。

特に印象的だったのは、堀田が数子の嘘を止めた場面です。

あれは単に「嘘をつくな」という意味ではなく、“もうそんなやり方はやめろ”という失望にも見えました。

堀田は、数子がどんどん“人を支配する側”へ変わっていく姿に耐えられなくなっていたのかもしれません。

そしてラストでは、千代子と堀田が体を重ねる展開に。

裸で抱き合う二人を見つめる数子の表情はかなり苦しかったです。

これまで数子は、人を裏切る側にいることが多かった人物です。

ですが今回は逆に、“最も近かった二人”に裏切られる側になってしまいました。

だからこそ、このシーンはかなり切なく感じました。

第7話感想|“救い”と“支配”の境界が曖昧すぎる

第7話を見て感じたのは、数子の“救い”が、本当に救いだったのか分からなくなってきたことです。

確かに数子は、島倉千代子を借金地獄から救いました。

ですが同時に、その状況を利用していた部分もある。

つまり数子は、“助ける”ことで相手を自分の支配下に置いていたのかもしれません。

ただ、だからといって数子を完全な悪人とも言い切れません。

千代子自身も、「騙されたままの方が幸せなこともある」と語っています。

つまり数子は、

  • 利用していた
    でも
  • 救ってもいた

という、非常に曖昧な存在なのです。

第7話は、“人を救うこと”と“人を支配すること”の境界が、どれほど危ういものなのかを感じさせる回だったように思いました。

まとめ

『地獄に落ちるわよ』第7話では、弟・久雄の証言によって、“もう一人の数子”の姿が浮かび上がりました。

さらに、島倉千代子との関係も、“救済”だけではなく、“利用”や“支配”が混ざっていたことが明らかになります。

また、堀田が数子のやり方に疑問を抱き始めていたことも印象的でした。

数子は本当に人を救っていたのか。

それとも、自分の支配下へ置いていただけなのか。

第7話は、その境界線の曖昧さが強く描かれた回だったのではないでしょうか。

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