Netflixドラマ『地獄に落ちるわよ』第4話では、これまで“奪う側”だった数子が、初めてすべてを奪われる側へ転落していく姿が描かれました。
店も、お金も、人との繋がりも失い、数子は絶望の底へ落ちていきます。
さらに、須藤の裏にいた“本当の黒幕”の存在も明らかになり、第4話はこれまで以上に重く苦しい展開となりました。
今回は、第4話のネタバレあらすじとともに、数子がなぜここまで追い込まれてしまったのかを感想を交えながら考察していきます。
【地獄に落ちるわよ】第4話ネタバレあらすじ
1964年。
須藤は数子に借りていた金を返しに来ました。
さらに、新居を探していた数子に物件を紹介するなど、二人の距離は急速に近づいていきます。
ある日、数子が須藤の不動産会社を訪れると、社内から怒鳴り声が聞こえてきました。
須藤は違法な不動産取引にも関わっていたのです。
しかし、その事実を知ってもなお、数子は須藤から家を購入します。
やがて二人は恋人関係となり、数子は須藤のナイトクラブ事業へ1億円を出資。
さらに須藤から「中園と縁を切ってほしい」と頼まれると、数子はその言葉に従いました。
1965年、ナイトクラブ「艶歌」がオープン。
しかしその裏で、数子の母が倒れてしまいます。
そんな中、店の前では工事業者たちが「このままだと手形が不渡りになる」と騒ぎ始めました。
確認すると、銀行口座の金はすべて須藤に引き出されており、不動産会社ももぬけの殻になっていました。
さらに、探偵事務所の封筒が見つかり、須藤が長い時間をかけて数子を騙していたことが判明します。
その瞬間から、数子の地獄が始まりました。
銀座の「カズサ」「だりあ」「シンザン」は閉店。
「艶歌」も休業に追い込まれます。
絶望する数子でしたが、追い打ちをかけるように、母の死を知らされました。
借金取りは母の元にも押しかけており、母は数子のために金を渡していたのです。
さらに姉からは絶縁され、中園にも見捨てられてしまいます。
すべてを失った数子は、店で自殺しようとします。
しかしそこへ滝口が現れ、数子を止めました。
滝口は「借金は全部片付けてやる」と言いながらも、「今日からあんたはオモチャだ」と告げ、数子を襲います。
そして、須藤に数子を騙させていた黒幕こそ、滝口だったことが明かされるのでした。
須藤は“恋人”ではなく“罠”だった
今回もっとも苦しかったのは、須藤との関係です。
これまで数子は、人を見る目に絶対的な自信を持っていました。
だからこそ、須藤にも自分の意思で近づいたつもりだったのでしょう。
しかし実際には、最初から数子は“狙われていた側”でした。
特に印象的だったのは、須藤に「中園と縁を切ってほしい」と言われた場面です。
数子は、その言葉に迷いながらも従ってしまいます。
第1話から数子を支えてきた中園を切ったことで、数子は完全に孤立してしまいました。
つまり須藤は、単なる恋人ではなく、“数子を壊すための罠”だったのです。
しかも恐ろしいのは、須藤自身にもどこか本心が見えていたことです。
完全な悪人というより、数子との時間の中で揺れているようにも見えました。
だからこそ、裏切りがさらに苦しく感じます。
数子は初めて“騙される側”になった
これまでの数子は、“人を利用する側”の人間でした。
客の心理を読み、相手が求める言葉を与え、自分に有利な状況を作ってきた。
だからこそ、数子は「自分だけは騙されない」と思っていたのかもしれません。
ですが第4話では、その自信が完全に崩れ去ります。
須藤の計画は異常なほど緻密でした。
長い時間をかけて信頼を築き、恋人になり、1億円を出資させる。
しかも、数子の周囲から人を遠ざけたうえで、逃げ道を奪っている。
これは単なる詐欺ではなく、“数子という人間を壊すための計画”だったようにも見えました。
そして何より苦しかったのは、数子の中で“飢え”の恐怖が再び蘇っていたことです。
店も金も失い、母まで亡くした数子は、再び“何も持たない側”へ戻されてしまいました。
第1話で描かれた貧困の恐怖が、ここで再び数子を襲っているように感じます。
滝口の正体が怖すぎる
今回のラストで明かされた滝口の正体は衝撃的でした。
これまで滝口は、数子を助けてくれる“頼れる存在”のようにも見えていました。
しかし実際は、最初から数子を狙っていた黒幕だったのです。
特に、「今日からあんたはオモチャだ」というセリフはかなり恐ろしかったです。
数子はこれまで、人を支配する側の人間でした。
ですが今回は逆に、自分が“支配される側”へ落とされてしまった。
その構図がかなり残酷でした。
また、滝口はただ暴力的なだけではなく、人の弱さを見抜いて操るタイプの怖さがあります。
だからこそ、須藤を使って長期間かけて数子を追い込んだのでしょう。
第4話は、“本当の怪物”が誰なのかを見せつけられた回だったようにも感じました。
第4話感想|数子の“怪物性”が崩れ始めた
これまでの数子は、どんな状況でも強く、自分の力で上へ進んでいく人物として描かれてきました。
しかし第4話では、そんな数子が初めて完全に追い詰められます。
特に印象的だったのは、自殺を図るシーンです。
第1話でも数子は死のうとしていましたが、今回は“すべてを失った後”の絶望がより重く感じられました。
また、母の死によって、数子の中で最後に残っていた“帰れる場所”も消えてしまったように見えます。
これまで“怪物”のように見えていた数子ですが、第4話では初めて“壊れそうな人間”として描かれていました。
ただ、それでも数子はここで終わる人物には見えません。
むしろ、この地獄を経験したことで、さらに恐ろしい存在へ変わっていきそうな気配すらあります。
まとめ
『地獄に落ちるわよ』第4話では、数子が須藤と滝口の策略によって、すべてを失っていく姿が描かれました。
これまで“奪う側”だった数子が、初めて“奪われる側”へ転落したことで、彼女の弱さや恐怖も浮き彫りになったように感じます。
特に、滝口の正体や、「オモチャ」という言葉の恐ろしさは強烈でした。
絶望の底へ落ちた数子が、この先どう変わっていくのか注目です。
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